Q.95
すみません・たびだひの、質問。でも、これは、私以外の方々も疑問に感じられたことがあるものと信じて・・。
ある女性の話です。彼女は、家庭もほとんど崩壊しており、本人も障害をもっておられることなどから、「生活ホーム」にて生活しております。
しかし、なにぶん彼女も「しんどさ」をかかえており、ホームでの生活から逃げ、おばさんとこにしばらく、居候。そして、いよいよ、おばさんとこにも、いられなくなり、病院に逃げ込みました。
まあ、病院にはしょっちゅう、いろいろといっており、「内科」にかかっては、「異常なし」。そして、とうとう「頭痛・・脳外科」に辿りつきました。もちろん、異常はなく、本人が訴えるので検査入院」という形で2泊の入院。そして、3日めに「異常はない」とのことで退院を勧告。本人は「まだ、いたい」と切望。。(そこでわたしに泣きがきたんだけど、ここでは関係ない。)ドクターも気の毒に思ったのか、「じゃあ、あと数日ね」と。入院3日めに、わたしに連絡がきて、出かけると。。点滴をしている。
聞くと、朝、晩3時間ぐらい。。多分、栄養剤だかなんか、ポカリスエットのようなものだと思うけど、、。今日いくと、やれMRIだか、いろいろとっている・・。疑問に思って、たまたま通りかかったワーカーさんに「どんな状態なんですか?彼女」とたずねると、いつでも退院してもらってもいい、どこにも、異常はない。。とのこと。そして、迷惑しているとまで。。えっ・・・。では、毎日の点滴やCT、今日のMRIってなに。?薬は、頭痛が筋緊張によるものと、弛緩剤がでていて、しょっちゅう「いびき」かいて寝ているのに、(ドクターも確認している)ダルメート、ロヒプノールがでている。
病院って、点数かせぎで、いらない検査をするんですか。また、薬は本人が訴えるままに、だすのでしょうか。。(質問者:知信尼ともちやん。。)
A.95 病院では、確かに医学的に不必要な検査や点滴を行うことがあります。これは、プラセボ効果を狙ってのこと。検査も点滴もしないで帰すと、怒り出す患者もいるから。「病院」というところで「何か」やってくれると満足するらしい。たとえそれが医学的には無意味なことであっても。点滴に寝かせる系の薬剤が入っているのは(たぶん入っていると思う)、興奮状態が強いからでしょう。病院で「迷惑だ」っていってんのは、他の患者さんとのトラブルが多いのでショウ。病院といっても、大勢の人が生活する一つの社会だから、迷惑な人は迷惑と言われます。
薬は、本人の言われるままに出しても構わない薬剤、その症状に適したモノだったら、あくまで医師の裁量により、処方されマス。でも、たとえばここで「リタリン6錠とコデイン60ngほど処方して下さい」て言っても無視されるでショウ。
こういうのを「不定愁訴」とイイます。自覚症状だけで、原因が見当たらナイ。原因がナイので、症状にあわせて頭痛薬、筋弛緩薬(筋緊張性の頭痛に使われる)が処方される。そのうち薬剤も効かなくなる。本人は「イタイ、イタイ、ドウニカシテクレ」という。でもどうにもできない。そのうち興奮してきて、他の患者と喧嘩になったりする。迷惑だといわれて、どこにも行く所がなくなる。
「不定愁訴」の多くは、精神的・環境的、また本人の性格的なものが原因と思われマス。私はこのヨウな患者にはこういってマス。「あー、しんどいんですかー、大変ですねー、でも死にゃあシネエから安心シナ」。ワガママで言っていることもアリマスが、たまに本当に痛くてどうしようもなかったり、ウツだったりする場合がありマス。ソウイウ時には精神科→痲酔科の順で受診してミマショウ。(回答者:デス見沢)
Q.94
はじめまして。
最近犬が2匹死んでしまった上に叔父も一人亡くなったのですが、この3つの死にある共通点がありました。それは、亡くなる直前にみんな尿意、あるいは便意をモヨウしているということです。そして、普段よりも大量に尿、または便を出して、まもなく亡くなっているのです。
以前テレビで死ぬ瞬間脳から脳内麻薬(名前は忘れましたが)が分泌され、あのいわゆる「お花畑」などに代表される快い臨死体験はこの脳内麻薬の作用なのではないか、という特集をやっていました。
そこで私なりに仮説を立ててみたのですが・・・
快楽って体が弛緩したときにあると思うんです。尿意、または便意をモヨウしたとき、叔父と2匹の犬は快楽の直前にいたのではないでしょうか。そして体中が弛緩したとき、すなわち尿、便を大量に放出したとき、快楽に達していたのではないでしょうか。
そこからいろいろとかんがえてしまったのですが・・・老化するにつれて体ってどんどん弛緩してきますよね。その極地に死があるのではないでしょうか。抵抗力がなくなって行き、個体の外と中の区別がどんどん薄れて行く。最後には完全に外と中が一体になってしまう。個体の消滅、言い換えれば宇宙との融合、もっと砕いた表現で、「土にかえる」。つまり、死とは永遠のエクスタシーと呼べるのではないでしょうか。
デス見沢さんは病院に勤めている関係で多くの死を目撃なさっていることと思いますが、この辺についてはどう思われますか。よろしくお願いします。(質問者:くぴくぴ)
A.94 動物の死亡直後、硬直が始まるまで(30分くらい)は、全身の筋肉が弛緩された状態にアリマス。従って、死亡直後に便や尿が大量に出るのは、自然な現象と思われマス。シカシ、心臓停止後、5分クライで脳の機能が完全に停止する、と言われてイマスので、先に心臓が止まって死んだナラバ、快感を感じた、という可能性もアリマス。シカシ、脳の損傷による死亡や、「脳死」の場合、快感を感ずる場所が既に無くなってイマスので、快楽を感じた、とイウことはナイでショウ。
脳内麻薬(エンドルフィンなど)は、確かに苦しい時に分泌されマス。しかし、この麻薬も、脳の機能が存在シテイルからこそ「快楽」と感じられるのでアリマス。臨死などの「まだ脳が生きている状態」ならば快楽も感じられ、お花畑も見られるデショウ。
弛緩=快楽とイウより、弛緩は快楽の一種である、の方が正しいと思いマス。例えば、射精の瞬間は筋肉は緊張シテイルでショウ? シカシ、「死」が最高のエクスタシーである、という説は賛成デス。少なくとも、死んでしまえば、もはやドンナ苦痛も感じるコトはナイのデスカラ。また、生きている間に、その死後の「苦痛のない世界」を想像するコトも、エクスタシーたりえると思いマス。まあ死後は苦痛もないかわりに、自我とか意識とかも無いでショウガ。
ただ、私は死んでみたコトがナイので、コレは仮説でシカありマセン。ひょっとしたら死亡時の苦しみが永遠に続いてるんだったりして。(回答者:デス見沢)
Q.93
早速のお答えありがとうございました。
さて、以前の恋愛相談のところの「境界例」についてのご質問です。
彼は、いわゆる「鬱」を抱えている人々のホームページなどをとおして、知り合いました。また、そこで集まった人たちでオフ会なんかも開催されてます。そこで彼(N)はありとあらゆる、女性に声をかけて、まあすごい。。人前で、抱きつく、むりやりキスする、拒否されると、「だれも僕を受け入れてくれない。」『誰もぼくを愛してはくれない」
また、人に時間を厭わず電話をかけて「やらせてくれ」『今薬を飲んだ。やらせてくれたり(ここ「やらせてくれなかったら」かな? 勝手に推測 by 検閲局)死ぬことを考える」などとほざくやつです。また。いろいろな人に電話をして彼女とのセックスをこと細かに説明をするらしい。
まあ、わたしにかかって来たときも薬を大量に飲んだ。もう死ぬ。○さんとはもう3発やったから、もういいんだ。次はわたしとやりたい。美人だしつきあってくれたら死ぬこと考え直す・・。
わたくしは、とりあえず、指突っ込んで戻してください、牛乳もしくは水のんでください。生きていたら、また電話ください。
と、言って電話をきり、またかかってきたら嫌なので線を引っこ抜きました・・。自殺予告のことは人道上無視できず、警察に電話しておきました。
まあ、とりまく男性諸氏は「やつは境界例。入院させろ」って怒ってる人が多いです。しかしなにぶんシロートがガチヤガチヤしても埒がつかないとは思います。
とある、ホームページのひみつのページでNに対しての悪口コーナーが開設されたりもしてます。
わたしは、彼は「境界例」ではないと思ってますが。。それを利用してお願いしいたるだけの、たんなる種ばら撒きやろう!!
と思って(ここちょっと修正 by 検閲局)ますが。
共依存の女性達、男性達がやつをだめにしたのでは。。と思ってます。
いわゆる、自助グループの弊害ではないかと、思ってたりしてます。
そいつに、しつこくそして、迫られるとやらしてしまう・・女もいるのですから。わたしは、その場に居合わせたこともあのますが、彼女も悪いとは思ってます。なんでも、「受け止めてもらえる」場。。が一人歩きしたのでは。。とりあえず、メールにてホームページのアドレス送ります。
ぜひ、一度拝見いただければ。。そして、なにか適切にアドバイスいたたければと思います
一応そのホームページのアドレス(は、非公開 by 検閲局)(質問者:ふっ。。ともともさんです。)
A.93 全部ではありませんが、そのページは拝見させてイタダキマシタ。秘密のページも。
私自身は、ウツや境界例ナドのネット上自助グループの存在は、治療上、基本的ニハ良いモノである、と考えてイマス。タダシ、医療関係者(精神科の)を全く排除シタ自助グループは(ソコがそうなのかどうかは判断出来マセンでシタが)危険でアルと思いマス。掲示板に書き込む方の中ニハ「ウツにはリタリンを処方してもらいなさい」とか「薬になんて頼ってはイケマセン」などとイウ、たいへん親切な忠告をシテ下さる人もオリマスノデ。まあ精神科医にもソウイウ人はイマスケド。
ネット上自助グループの良い点は、匿名で(実際は匿名ではナイのデスが)自分の言いたいコトを24時間言える、とイウコト。自分と同じヨウな症状を持つ人が大勢イル、とイウことが理解出来るヨウになるコト。ソノ人たちからの、実際の経験から来るアドバイスを受けられるコト。精神科に行く勇気がなかった人が、精神科がドウイウ所であるかを理解し、自ら受診スルようになるコト。どこの病院がイイか、お互いに情報交換出来るコト。など。
モチロン悪い点もアリマス。前述シタような、生半可な知識でアドバイスして下さるお方がイル事。精神病差別主義者から、プライベートデータをクラックされる危険性。「我々は病気だから」と言って、同じ症状を持つ人々以外の意見を全く聞き入れなくなる、排他的な集団になってシマウ可能性。また、先ほど、医療関係者を排除したグループは危険、と言いましたが、逆に医療関係者がそこにいれば安全なのか、というと、ソウではありまセン。自助グループとイウものは、かなりのパワーがありマスので、精神科医ですら、そこのグループの雰囲気に流されてシマウ事がアルからデス。いわゆる「逆転移(この言葉は、医療関係者同士で喧嘩する時にもよく使われマス。愚かシイデスネ)」とイウ奴デスね。イツの間にか治療者が、患者の言うなりになってイル、という奴デス。
質問者の言う男は、「境界例」でイイと思いマスよ。LOVERS Q.68で説明した「困った境界例」の方デショウ。ソコでも説明シマシタが、困った境界例に対する一番イイ対処の仕方は「とにかく接触しない、離れる」デス。「無視する」のとはチョット違いマス。「無視する」とイウのは、「無視」というコミュニケーションをとってしまうコト。「無視」すらもしないのデス。とにかく、あらゆる手段を使って、ソイツとの接触を断つ。JUDGEMENT Q40.うっとおしい奴への対応にも似たような質問・回答がありマス。
したがって電話で「死にたい」と言われた場合、「死ねば」と言い返すのはコミュニケーションをとってシマウことになりマスので、よくありマセン。正解は、相手が「死にたい、死ぬから」の「死」の部分を言った段階で電話を切り、モジュラーを引っこ抜き、その日から2〜3日クライ別な友人の家ナドに泊まりに行き、その行き先は誰にも言わない。どっちにしろ「また電話ください」っテのはマズイなあ。ま、今後は、この方法をとってみて下サイ。ソノウチ相手を変えるデショウ。
質問者のいう、「自助グループがそいつをそういう奴にした」ってのは、どうでしょうかねえ。私は違うと思いマスが。最初からソウイウ人だったと思います。で、エサ場を求めてやって来たのデハないデショウカ。また「セックスさせてくれたら死ぬの考え直す」については、そう言われてセックスするかどうかは、その女性の自由意思でアリ、他人がドウコウ言うコトではナイと思いマス。やりたきゃやれば?って感ジ。たとえそれが精神的に誘導されたモノだとしても。誘導されたくなかったら、自分が精神的に強くナルしかアリマセンネエ。(回答者:デス見沢)
語句解説「共依存」‥もともとはアルコール依存症患者の配偶者や家族が、患者に振り回されて精神的に不安定になった状態のこと。現在はアルコール依存だけでなく、ウツや神経症等の家族などにもこの言葉が使われる。 類)感応精神病
Q.92
アメリカのお薬です。
「ぷろざっく」「めらとにん」なぞに こころ惹かれますです。
しかし、ばいあぐら なんかも ぶっ倒れた人がいるとか。。
そう。副作用なんかは、いかがなものですか。
手をだしても大丈夫でしようか。。(質問者:ふっ・・)
A.92 ぷろざっくについては、日本でもそろそろ解禁になる、という噂です。速効性の抗ウツ剤。たまにここに来られる征夷大将軍殿が確か個人輸入で服用していマス。アメリカでも、そんな深刻な副作用は報告されてなかったハズ。ただ、効きが良すぎるんで、ちょっと依存性がある、という話を聞いた事もありマスが。まあ安定剤の類いは依存性は何だってありマスから。効くことは効くみたい。もう少し待てば日本でも手に入るデショウ。
めらとにんは、何でショウかね。脳無い革命で有名になった奴でしょ。クロレラとか野菜スープとか紅茶キノコ程度には効くんじゃナイでショウカ。薬、というより、健康食品と考えた方がイイと思います。副作用は殆どナイと思いましたが、作用もプラセボ程度しかナイんじゃないでしょうか。まあ、お好きな方はドウゾ、という感じ。(回答者:デス見沢)
Q.91
デス先生回答いただきありがとうございます
ここでもう一度質問していいかな
私の知り合いで手の甲をカッターで切る奴がいるんですよ
いつも手の甲に切り傷があり、治るとまた切る
なんか気持ち悪いからあまり近寄らないようにしてるんですが
この人は32歳の男性で未婚、あまりしゃべらないが仕事は普通
にしてますが、危なくないですかね。
それともなんかの宗教かな。 不気味(質問者:愚頭院釈友良)
A.91 「手首」ではなく「手の甲」とイウのがポイントデスね。この場合、自殺未遂とか、狂言自殺とか、そういった類いのとは違うモノデス。
動物でも、極端にストレスのかかる状況下に置かれると「抜毛癖」という現象が発生することがあります。自分で自分の毛を抜いてしまう、という現象。人間でもあります。「円形脱毛症」とは違いマスよ。脱毛症は、ひとりでに毛が抜ける。抜毛は、自分で自分の毛を引きちぎるのデス。
ストレス下におかれた人間の場合、抜毛の他、もうちょっとバリエーションがあります。自分の手を噛む(子供に多い)、頭を壁に打ちつける、自分の首を締める、など。これらをまとめて自傷行為と呼びます。手の甲を切る、というのも自傷行為の一つと思われます。自傷行為ってのは、自分でも無意識のうちにやっている事が多い。また、意識的に、わかっててやってる場合もあります。あくまで「癖」の一種なのデス。
なんでそういうことをするのか、と言われると「癖だから」と答えるしかアリマセン。イロイロと説はあるのデスが、どれもピンときません。爪を噛む癖を持つ人に「なんで君は爪を噛むのか」と聞いても、ピンとくる答えは返ってこないのと同じ。まあしかし、ある程度の知能を持った動物ならばこの現象が起きる、という事実より、高度な精神病理によるもの、というよりは、より原始的、生理的なものということが推測されマスが。
これは、あくまで自分を傷つけることが目的なので、別に危なくはありマセン。宗教も関係ナシ。この癖を辞めさせるには、厚手の手袋を履かせるなど、原始的な方法が有効。(回答者:デス見沢)
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