Q.39について、その2
えっと、下の表の心療内科ですけど、オール「いんちき」ってなんか、かわいそう。 給料がいんちきというのは、良く判りませんが、詐欺ということでしょうか? でも、夜寝れないとかいって、救急で来る患者とかを、心療内科の先生が、精神科医の代りに診てくれるんじゃないんですか? (質問者:壱号)
それについて
普通、心療内科と、精神科と、両方の科のある病院はありません。「精神科」という響きが悪いので、一般の人が受診しやすいように、軽いこころの病気のために「心療内科」という診療科が最近出来たのですが、この科のDr.の殆どが内科出身で、精神科のトレーニングをロクに積んでいません。だいたい精神科の患者を「一般の人」と分けること自体差別の匂いがします。したがって、ちょっと妄想がかってたり、ちょっと興奮が強かったりすると、「あ、ウチは心療内科なんで、精神科の方に行って下さい」となります。しかも、すぐには紹介しないで、あっちこっち余計な所をいじくってくれて充分に精神状態が悪化してから精神科に来ることが殆どデス。精神科医は、近くに心療内科の病院が出来ると「あーまた心療内科かよー、また忙しくなっちまうよー」と嘆きます。
また、「何を診てくれるのか」というのもあいまいです。だいたいは、ノイローゼとか不眠とかの、ごくごく軽い患者なのでしょうが、未だにハルシオンを処方してたり、リタリンを処方してたりします。入院病棟のある所もあるのですが、入院すればするほど悪くなることが多いみたいです。だいたい院長がサイコな人が多いです。少なくとも精神科よりは。だから、若い女性の入院はちょっとヤバイかもしれません。探せば多少はマシな心療内科医もいるかもしれませんが、私はまだ会ったことも聞いたことも見たことも食べたこともありません。精神科医との交流もありません。救急では絶対診てくれないと思いますし(100%、精神科を呼べ、と言われる)、だいたい「夜寝れない」程度だったら、わざわざ心療内科のDr.を呼ぶまでもなく、当直医が眠剤処方して終わりデス。(回答者:心療内科ヘイト・デス見沢/心療内科医の反論上等)
Q.39について、その1
このたびは、昨日の今日で、回答していただいてどうもありがとうございました.
なんだか能天気な質問で失礼しました.
また、質問があるときは、ここにやってきます.
センセ、さよ〜なら〜.(発言者:一医学生)
Q.39
初めてお便りします.僕はとある大学の一医学生です.上手く行けば来年卒業の6年生ッス.現在将来何科にいこうかと真剣に悩んでおります.今の時点での最有力候補は醫學界のカーペンター整形外科です.現在の日本の醫學界の中で、最もポップな診療科といえば何科でしょうか.先生の主観バリバリで結構ですからその辺についてご意見を拝聴できたらと思います.
それから、話は変わりますが、患者にレイプまがいの事をしといて警察につかまりそうになると琵琶湖の別荘の裏口からジェットスキーでOO7顔負けの逃走劇を見せてくれた某Oクリニックの形成外科医についてはどう思われますか.(質問者:一医学生)
A.39 怪しいなあ。俺の後輩じゃないだろうなあ。まあいいや。面倒だから表にシマス。勝手に選んで下さイ。
あと、21性器の未来の病院については、世の中、ああいう人もいるんだな、って感じ。それだけ。あーゆーのは、別に医師に限ったことじゃないでしょ。それから、あれは「レイプまがい」ではなく、「レイプ」デス。(回答者:デス見沢)
Q.38
はじめまして、先生
唐突ですが 教えて下さい
人格障害って何ですか?
知り合いに,恋愛妄想狂がいて、多大なる迷惑をかけられた者です。(あまり詳しくかけませんプライバシーの関係で)
この恋愛妄想狂A氏には、前からあまりこちらの言っていることが理解されなかったのですが、一応,意志のそつうはできました。
しかし、若い娘の話になるとまるで話が通じません。
気味が悪いので,さけていたら,いきなり怒鳴られびっくりしました。
ある時、全く根拠のない話を自分の中で作り上げ、周りの人も巻き込んで、怒鳴り散らしてました。いくら説明しても納得せず修正不能でした。
その時のA氏の目はガラス玉のように見えて怖かったです。
このA氏は精神分裂病にしては他の話の時は一応理解しているみたいだし、友達は、人格障害に分類されるのでは?と言っていましたが、私には分裂病と人格障害の違いがよく分かりません。
先生,わかりやすく教えて下さい。お願いします。(質問者:匿名希望)
A.38 最近解りずらい、と評判悪いノデ(テーマが難しいんだよ、たいていそーゆー時は)できるだけ簡単に説明しまス。
「精神分裂病」とは、「病気」です。自分だけにしか聞こえない声が聞こえたり、その声の持ち主に「殺される」と思い込んだりする(たいてい、自分には殺される「動機」というのは無いのデスが)脳の病気です。科学的仮説も一応あります(未証明)。今は良い薬もイッパイあって、患者の7〜8割は、薬をちゃんと服用していれば、普通の人と変わらない生活を送れマス。まあ入院する時もありますが、そりゃ、「持病」なんだから、時々入院したりするのは仕方ないでしよう。糖尿病や膠原病ナドと同じデス。
では「人格障害」とは何か。これは、病気じゃなくて、そーゆー人なんだ、ということ。質問者の例でいうと、「あいつは俺の事が好きに違いない」と、すぐに思い込んでしまう性格の奴なんだ、ということ。当然、病気でも何でもありませんし、「治る」とかゆーもんでもありません。「性格の改善」というのなら可能性は有りマスが、少ないデス。
ただ、「人格障害」とか言うと、「手前は人の人格をとやかく言えるような高貴な人格なのかよ」ってな感じになるので、最近はあまり使われない‥そんなこともないか。「人格障害」という診断をポンポンつける精神科医は、あまりアテにしない方がいいかも。理由は後で言いマス。ちなみに、ここ5年間で、私が「人格障害」と診断したのはたった一例デス。その一例ってのは俺の事だけどナ、ギャハハハハハ!
また、「人格障害」は、別名「境界例」とも言いマス。「分裂病と普通の人の境界」って意味。だから「境界性人格障害」って言うと、「頭痛が痛い」「馬から落馬」みたいな感じがシマス。まあそれはいいや。どっちにしろ、この診断が付いてしまうと、医師はあんまり積極的に治療をしなくなりマス。だってどうしようもないもん。だから、あんまり何でも「人格障害」と診断する医師はねえ‥ってこと。
まあ確かに、ドーシヨーモネエ奴ってのはイマス。都会ほど多いかもしれない。女子高生をコンクリに詰めたりとか‥ねえ。犯罪に走らない程度に悪い奴(「悪」というのをこーゆー意味に使うのは個人的に抵抗があるが)も多いし。前にも言いましたが、戦争中であれば、そういう奴らは前線に送って好きな事をさせてやりゃいいんデスが、ここは平和な日本。しかも、平和な時ホドそういう奴が多くなる。こーゆー奴らは、まあ個人的な意見デスが、精神科というより、「矯正教育」つまり刑務所の仕事であると思いマス。
もちろん「何が正しいか」とイウのは、時代や地域によって違います。日本でも、戦前ならば「戦争反対」って言う奴は人格障害者で刑務所送りだったし、今でも北朝鮮やリビア等で国家元首の悪口を言ったらただでは済まないでしょう。事実、旧ソ連では、「資本主義者」は、「病気」として、精神病院での治療の対象とされていました。
ダイブ話がソレました。まあ、「コイツは危ネエ奴だ」と思ったなら、近付かないのが最善デス。ディスコミュニケーション。没交渉。非難してもいけません。「非難する」というコミュニケーションをとってしまうことになるからデス。ちなみに、絶対君主独裁政治の行われている我が帝国では、いくら無視してもしつこくまとわりついて来るストーカー野郎は、保健所に通報すれば、警察と結託してそいつをパトカーで俺の所に強制受診させてパンチパンチパンチ・キックキックキック療法となりますが(本当/合法)、他の地方ではそういうことは余りやっていないと聞きます。腕のいいボディーガードを雇うとか、手っとり早く自分自身が空手十段になるとか、イラク直輸入のマスタードガスを入手するとか、まあいろいろやってみて下さイ。くれぐれもコミュニケーシヨンをとらないようニ。(回答者:デス見沢)
Q.37
先生、こんにちわ。
ド素人なもので、低レベルな質問になってしまうと思いますが、何卒ご容赦くださいませ。
と申しますのも、重度無気力症の患者と、重度ものぐさ症の患者の違いについてお聞きしたいのです。どっちもこちらの呼びかけに対して「嫌だ、やらない」としか言わないので当方と致しましては非常に困惑しております。こいつは果たして病人なのか、それとも単なる不精者なのか、どの辺から区別をつければよろしいのでしょうか。
もう一つ質問ですが、身内が精神科にて『抗てんかん剤』をいただいてまいりました。自宅にあった薬の本を調べますと種別のところに「感情刺激剤」と書かれていました。「刺激」という言葉がちょっと恐いです。これはまさか飲みつづけるうちに、いつしかハイになってきて、月の明るい夜にマンションの屋上で踊り出したりしないのでしょうか。
変な質問ばかりで申し訳ありませんが、先生、どうぞよろしくお願い申し上げます〜っ。(質問者:日本語で書くと「百合」なのね。スペルが一個違うけど)
A.37 イエイエ、素人のタメの医療相談室ナノデスから、どのような質問でもオーケーデス。コチラへの投稿は初めてデスね。「重度無気力症」とイウのは、「重症筋無力症」のコトではナイデスよネ? コレは立派な病気デス。神経と筋肉がうまく接合しなくなっている病気。病院の検査でスグ解ります。「神経内科」という、精神科とは全然違う科の病気。文脈から、その事を言ってイルのではない、という事はわかりますが、一応念のため。
無気力とものぐさの違いデスか。「ものぐさ」というのは大体において「確信犯」で有りますので、放っておいても大丈夫。腹がへったら冷蔵庫から何か出してきて食べるでしよう。「無気力」は、性格の場合もありますが、ウツの場合もありますのでチト注意が必要かも。見分け方は、「ものぐさ」はだいたい先天的、「無気力」は後天的でありますので(だいたいね、だいたい)、いままで普通に動いていた奴が、いつの間にか何もしなくなった場合は「無気力」、最初から何もしない奴は「ものぐさ」と考えればよいかと。
「無気力」は、ウツの可能性がありますノデ、「頑張れ」とか「お前ならできる」とかの励ましの言葉は厳禁デス。頑張れないカラ無気力なのデスから。また、「ものぐさ」の場合は、励ましても、ハナから聞いちゃイネエので、言うだけ無駄。結局、どちらも、他人が何かをさせようとしても無理。というコトデス。質問者の例では、この方ははっきりと「嫌だ、やらない」と言っておるようデスので、「ものぐさ」の可能性が高い、と思われマス。ウツ系無気力の場合、ハッキリ意志表示をする事は少ないデスから。タダシ、例外も多いのデ、一概には言えまセン。
また、「分裂系無気力」とイウのもあって、これはカナリ重症の上に、診断困難。分裂病といっても、妄想や異常行動の伴わないものもありマスので、ウツと見分けがつきません。あと「ドラッグ中毒系無気力」「人生絶望系無気力」「無気力に恋する無気力」などイロイロありマスが、病院に連れていく決め手は「一週間くらい何も食べたり飲んだりしていない」という所でしょうか。まあ、本人が希望すれば別にいつ受診してもいいんですが、問題は「病院に行く気力があるか」でショウ。
精神科で、てんかん以外の症例に使う抗てんかん剤というと、主にホリゾン(又はセルシン/一般名ジアゼパム)とテグレトール(一般名カルバマゼピン)で、ホリゾンは不安・イライラ時に、テグレトールは躁ウツの「躁」状態の時に使う事が多いデス。モチロン、この2つは、それ以外のイロイロな場合にも使います。で、その本がドーユー本なのか解りませんが、「感情刺激剤」を文字通りとると、質問者の言う通り、「ハイになる薬」となりマス。コカインとか。あとアルコールもその一種。でもコカインは医薬品ではありません。「抗てんかん剤」で、感情を刺激スル薬ネエ‥ウーン。「躁の状態を刺激(?)させて落ち着かせる」とイウ意味なのでしょうか。だったらテグレトールかなあ。躁ウツ病は「感情障害」という分類に入る病気なので、「感情うんたら」という言葉を使っているとしたら、テグレトールの可能性が強いデスが‥
ま、ホリゾンにしろ、テグレトールにしろ、他の抗てんかん薬にしろ、「興奮を抑える作用」、いわゆるダウナー系の作用しかナイですから、月夜に踊り出したりすることは心配しなくてもイイデス。どちらかというと、「急に服用を止めた」時の方が、いままで抑えてきたモノがいっぺんに出てきて、ハイになる事が多いようデス。(回答者:薬の名前を教えて欲しかったデス見沢)
Q.36
小生、海外に在住中ですが。胆石に悩んでおり、帰国後病院で精密検査を実施したいのですが、神奈川圏内の病院をご紹介ください。(質問者:タミー)
A.36 おお、何か医療相談室みたいデスな。待たされるの覚悟で、横浜市立大付属など如何でしょう。紹介状(英文か日本文)があると、よりイイです。もっと詳しい医学的回答の欲しい時は、ここにドウゾ。(回答者:内科は苦手なデス見沢)
Q.35について
デス先生、いつもお世話になっております。
回答ありがとうございました。
まず、離人症と音楽の件ですが、ボクの体験した「現実を、映画のフィルムに喩えると、その瞬間のコマを見ているけれども、瞬間以前の過去のコマは記憶から切断されてしまっている。」状態が、本物の離人症かどうかは判りませんが、取り敢えず、離人症体験ということにしておきます。 まず、ボクは離人症がどういうものか良く判ってません。ですので、先生の回答を 340,660回読みましたが、いまいち意味を汲み取れませんでした。
ボクが音楽を持ち出したのは何故かというと、音楽というのは、絵と違って、ある瞬間の音を取り出しても、ただの、ドミソだろうし、レファラなわけです。 この音の時間的連続な変化があってはじめて、メロディーとして感じるわけです。 で、このメロディーを聞いている時、人は、心地よくなったり、哀しくなったり、ハイになったりするわけですが、ボクの離人症体験のように、一瞬前の一時記憶ができない状態で、例えばボクがいつも気持ち良く感じる音楽を聴いた時、果たして、メロディとしてその音を認識できるのか、それとも、ただのうるさい音に感じるのかということでした。 もし、この一時記憶が、メロディの認識に関係あるとすれば、一般的に言い替えれば、人間は一瞬前の状態と、現在の状態を、相対的に比較することで、現実を認識しているということになると思います。
なんで、こんな事を言っているのかというと、最近、対向車の速度がイマイチ掴めないのです。で、この一時記憶に海馬という器官が関与しているらしいということを読みました。であれば、健忘症も関係してくると思います。 最近、一瞬前にやろうとしたことを、忘れて、止ることがありますので、ひょっとして、 ボクの海馬は弱ってるのかなと思ったのです。
それから、音楽と観念ですが、そうですかね? 人は、ある決められた枠組みの中で、価値判断を行うというのは納得しますが、言葉が違うだけかもしれませんが、音楽もそういう観念と同じことですか? っていうことは、繰り返し聞かされる事によって、あるテンプレートみたいなものを、脳は作るんですか? それに準拠したメロディーは心地よく感じ、それからはみ出たものは不快に感じると言うことですか?
っていうことは、脳の機能的に、外国の文化は致命的に理解できないし、他人もまた致命的に理解できないということですね?
それから、躁鬱ですが、確かに鬱の時は、会社に行かずに寝ていたいものですが、そんなことやってたらクビになってしまうのが社会人の辛いところです。ボクもかなり無理してきましたが、今は、エンジンが焼き付いたまま、シリンダーごと、ピストンとインアウトインアウトしてますので、そういう次元を超えています。(質問者:壱号)
A.35デスが、いろいろな方から「何言ってんだかわかんねーよ」という御指摘を頂きマシタ。反省いたしマス。で、もう少し解りやすくイキマス。マズ、「離人症」の解説デスが、これは「現実に、いま自分がいる世界が、現実のものとして感じられない状態」のことを、広くさして言います。これは、壱号さんの言う通り「一瞬前の状態と、現在の状態を、相対的に比較することで、現実を認識する」ことができない状態である、とも言えます。だから、壱号さんの症状も、離人症の一種である、という事は言えると思います。
音楽も、言葉と同じく、記号の連続として認識されるモノです。言葉が理解できない症状というのはイロイロあるのですが、壱号さんの場合は「脳が言葉を認識しない状態であった」と思われます。でも、脳というのは、場所ごとに機能が違っていて、「言葉を理解する脳の場所」と「音楽を理解する脳の場所」ってのは違う所にあるので、脳全体がイカレてるのでなければ、言葉が理解できなくても、音楽は楽しめると思います。ただ、「自分の存在を認識する脳の場所」というのは、よくわかっておらず、だいたいそんなモノあるのか、と自分は思ってます。これはいろんな機能を総合して使ってるんじゃないのかな。スイマセン、ここらへんはよく分かりません。海馬も確かに一時記憶に関係してますが、記憶には他にもいろんな場所が機能的に関係してますので、記憶障害については、いちがいに海馬の異常だ、とは言えません。
音楽と観念デスが、赤ん坊でも音楽を聞いて楽しいと思うことがあるようです。ウチの鳥たちもメタル系のギターの音がかかると狂喜シマス。これは、「持って生まれた、特定の感性のテンプレートが先天的にそなわってる」ということでは無いでしょうか(仮説)。民謡の嫌いな日本人はイッパイいますし、クラシックの嫌いなドイツ人もイッパイいますから、地域の問題ではないでしょう。親子だって音楽の趣味が違うことも多いデスし。個人の趣味の問題。理解できる奴は出来る、というコト。あ、それから、「他人は理解できない」ってのは、他人の思考形態のことですよね。そりゃあ出来マセン、絶対。脳移植でもしない限り。あ、そーしたら自分じゃなくなるか。(回答者:少しは読みやすくなったかな?デス見沢)
Q.35
今回は、なんら脈絡のない質問ですが、鬱の時って知能が低下するとなんかで読みました。 ボクも人並み程度に躁鬱の波がありますが、実際、躁の時にやった仕事を、鬱の時に確認すると、まるで理解できなかったり、素晴らしい仕事に思えることがあります。こういう移ろいは、なんかしら必然的な理由があるはずですよね。あ、そういえば、「離人症と音楽」の件はどうなってます?
前置きはこの辺にしまして、今回の質問は、リタリン周辺で色々考えてたんですが、デス先生は、臨床で患者に投薬して、その後の経過を観察していて、化学物質で人の感情が簡単にハイになったり、ローになったりするのをみていて、人間つ〜のは、ひでぇチープな機械だなとか思ったりした事はありませんか?(質問者:いつかきっと神を嘲笑ってやるbyサリエリ 壱号)
A.35 「離人症と音楽」は、ちょっとマダ私の中で統一見解が出来てイマセンガ、トリアエズ暫定的意見。「音楽を聞く」ことは、一種のトランス状態になっていることだ、と思われます。「音楽の世界」の中に自分が居る。当然それは、現実の世界と遊離したものになるでしょう。一種の離人状態デス。で、本当の「離人状態」の時に音楽を聞いたらどうなるか、という質問でしたね。この場合、離人×2になるか、というと、そうではなく、「離人状態の世界」と「音楽の世界」の2つが存在することになります。2つの世界は、一部共存することもあるでしょうし、全く相容れない事もあるでしょう。具体的にいうと、音楽を聞いても何も感じない場合もあれば、音楽の世界にどっぷり浸れる場合もあるだろう、というコト。
前の質問に、「自然界にはもともと音楽などなかった筈なのに、なぜ人間には音楽を楽しむ感受性が有るのか」と言うのもありましたネ。人間は、アリやハチや猿と同じく、「社会」を持つ動物です。「社会」とは、言い換えると「世界」ということ。人間には、「世界」を作り出し、その住人になれる、という能力があります。「社会」も「世界」も、もともとは自然界にはなかったもの。何せそれは、単なる人間の観念なのデスから。「音楽の世界」も同じこと。人間が作り出した世界に、人間が住んでいるだけの事です。しかし、この「音楽の世界」は、誰でも住める訳ではないヨウで、音楽に全く興味のない人もいます。でも、これは他のジャンルでも同じこと。「美術の世界」「スポーツの世界」「宗教の世界」等々、興味のない人は全く関係のない「世界」であります。どれも全部人間が作ったものダシ。
で、今回の質問。躁鬱のリズムは、誰にでもありマス。一日の間にもあります。寝る前に浮かんだ素晴らしいアイデアが、朝起きてみるとスッゲエつまんないものになってる経験は、誰でも有るでしょう。壱号さんの例はこれと逆ですが、まあ基本的には同じ事でしょう。必然性デスか?バイクに例えると、躁状態=フルスロットルでズーッと走ってると、そのうちエンジンが焼き付きますよね。たまに、少しスピードやパワーをセーブする時間が必要なワケです。その時がいわゆる「ウツ」なんではないでしょうか。だから、ウツの時は、何もしないで、低速運転をしていた方がイイのデス。出来ればエンジンを止めた方がイイ。無理するとエンジンが焼けマス。
人間ってのはチープな機械ってのは、全く同感デス。感情の種類なんて数える程しかないシ、行動のパターンだって聖書時代から全然変わってマセン。誰か新しい行動パターンくらい作れよ。本当、人間トハ学習とイウモノをシナイ機械デス。そのウチ、コンピューター(自動学習機能付)に追いこされるカモしれませんネ。(回答者:デス見沢)
Q1. Q2. Q3を読む(キーワード:年金、精神病と雇用、アダルトチルドレン)
Q4. Q5. Q6を読む(キーワード:大人の子供化、精神科医のなり方、脳が破壊?)
Q7. Q8. Q9を読む(キーワード:Q6の英語、酒鬼薔薇、家族計画、アルミと痴呆)
Q10. Q11. Q12. Q13. Q14を読む(キーワード:中学生女教師殺害事件、殺人は悪いこと?、他人が死ぬのは面白い?、生霊とドッペルゲンガー、夫婦って何?)
Q15. Q16. Q17. Q18. Q19を読む(キーワード:子供たちに足りないのは?、人を殺すのとセックスは同じ?、人の不幸を喜ぶのは普通?、酒鬼薔薇検察調書、酒鬼薔薇は普通の人?)
Q20. Q21. Q22. Q23. Q24を読む(キーワード:仕事が嫌だ、インキン?、信仰とは何か、芸術家と精神病、芸術家と嘘つき)
Q25. Q26. Q27. Q28. Q29を読む(キーワード:磁力がウツに効く?、少年ナイフ、眠れない、自閉症、リタリン)
Q30. Q31. Q32. Q33. Q34を読む(キーワード:スポーツの意味、フロイトと現代精神医学、通過儀礼、利己的遺伝子、金属バット子殺し) to TERMINAL NO FUTURE
to TERMINAL Geo City