(98.1.17 裁判長より、タマランチ皇帝に) > では、「邪悪論」について、ちょっとだけ。 > 「絶対悪」というのがあると思います。今のところの私の考えでは、それは「自らの生命および種族の維持に反する行為」ではないかと。あくまで私見ですが。 なるほど、なるほど。わかりますよ。一般的に世の中は、生命および種族の維持にとって、プラスかどうかという価値基準で染め上げられてますからね。しかし現在の日本を見てみると、、、 社会的に生産性があるかどうか、という目先の価値基準で、染め上げられていることが多いような、、、。で、実際は、生命および種族の維持にとってはマイナスになっていることが、かなり多そう。 > 私は、人間という種族が、今後永久に発展し続ける、とは、どうしても思えないのです。人間の個体に寿命があるように、種族にも寿命がある。それは高度で、複雑な生命であるほど、短いような気がします。 ん〜、てゆーか、それ以前に地球にも銀河宇宙にも寿命は多分ありますよね。宇宙全体にも寿命はあるだろうし、、、。人間なんて種族に寿命があるなんてことは、あたりまえですよね。宇宙全体から見れば、人間なんて種族が生き延びようが滅ぼうがそんなチッポケなこと、どーでも、いいですからね。(^^) > 人間の科学(私はどうもこれを完全に信じる気にはなれないのですが)で必死に延命できたとして、まあ逆に縮める可能性の方が圧倒的に高いような気がするけど、いずれ終わりは来る、と思います。それに、医師の力を借りないと子供も産めないような生命体って、発展すると思います? 理論的に考えると、発展するとは思えないんだけど、この世の中って、理論とか、筋道とか、そんなもん簡単に吹っ飛ぶような得体の知れない力を持っているじゃないですか。だから僕らが頭で考えている通りには、全然ならない可能性もあると思いますよ。つまり、案外、永久に生き延びたり、、。 大体、太陽があって、地球があって、水があって、そんで放っとけば、時間さえ経てば、自動的に人間ができて、そのうち、パソコンなんてもんが、いつのまにか勝手にできてくるなんて、ちょっと考えてもおかしいと思いません?これ、説明できます? この得体の知れない力。 こーいった、わけのわからない力、タマランチ殿は、どう考えてます? 僕は、神なんて、人間の様な恰好をしている者を信じませんが、それでも、やはり、何か、を想定せざるを得ないですよね。それが何か、全くわかりませんが。 で、そんな根本の力さえもわからないんであれば、僕らの推論なんて、全然、あてにならないなと思うわけですよ。 もしかしたら、僕らの遺伝子にはプロテクトがかかっていて、その一点については、原理的に、考えが及ばないようになってるのかも。もしくは、言葉という記号を使って考えている限り、原理的に思考的にさわることすらできなくなっていたりして、、。 > だから、私は、「人間の未来は無限」なんてことは、「死後救われる」と言ってるのとかわりないと思う。いつかは人間も終わりが来る。その事を言うことは、少なくとも、科学にとっては「相対悪」でしょう。先ほど述べた「絶対悪」については、実は今、模索中で、自分の中でまだまとまっていません。いろいろな「相対悪」から、共通項を取り出して、研究していこうと思います。 う〜む、そーいった切り口で多くの研究者、哲学者が取り組んでいたりするんですか?それとも、そんな切り口で研究する人なんて、皆無に近いんですかね。後者であれば、ガンガンやって欲しいですね。 > で、それをなぜ追求しなきゃいけないのか。最近、私は、ターミナルケアという、まあ早い話が死ぬのを納得させる仕事ですな、が多い。それと逆に、自殺テンパイの人(ウツや分裂で自殺願望がある、というのではなく、社会的にも、人道的にも、誰がどう考えても、こいつ、今死んだ方がいいよな、という人)の、自殺も思いとどまらせなければいけない。こんなの、並の宗教やヒューマニズムでは、絶対無理。だから、「デスの光」を作った、というのもあります。 なるほど、そーゆー仕事上の現実から立ち上がってきていた問題でしたか。背景がやっとわかりました。動機も。しかしこれって、ほんと、哲学の根本問題に関わってきますね。「精神科」から「哲学科」に看板変えた方がいいかもしれませんね。病院の中に「哲学科」って表札がかかっているという、、。なるほど、医療の世界に、完全に哲学の強力な力が必要とされていると。 > だから、既成の常識、良識、全て否定する、純粋に邪悪な思想を作れば、こういう人たちはなんとか納得してくれるのではないか。だって、今まである思想が全く役に立たないんだったら、思いっきり逆の方法を、新しく作り出すしかないでしょう。 ん〜、だからって、邪悪に直ぐに行っちゃうってのもね〜。もしかしたら一つの手段になりうるかも知れないけど、他にもたくさん方法ってあるような気がしますけどね、、。 僕なんか、邪悪なんて発想を使わなくても、あんまり死ぬのが恐くなくなりましたからね。死を受け入れることができるようになった。例の「判定フラグ&初期状態説」で。ただ、この邪悪というものにタマランチ殿が着目したのには、僕には窺い知れない様な経験と直感があってのことでしょうし、人間、これと思って信じる道を、どんどんつき進むのが気持ちいいわけで、気持ちいいということは、大切なことなわけで、その道を、突き進んでもらいたい気もしますしね。僕なんかでよければ、感じたこと、なんでも突っこまさせてもらいますが。 > まあ、そういう特別な人以外にとっては、これは本当に有害なものでしかないんだけどね。邪悪の果てには何があるか。ニーチェもバタイユも三島由起夫も誰もたどり着いていないと思う。ましてや俺なんか絶対無理だけど、生きている間に、行ける所まで行ってみたい。 絶対に無理だけど、なんて、自分を見切らないで、自信を持って楽しく、突き進みましょうよ。(^^)好きなこと、楽しいこと、ヤリタイコトをヤル為だけに人生はあるのですからね。(^^) > ぜんぜんちょっとじゃないね。言いたいこと言ったら、この位の量になるから、掲示板使えないんデスよ。 だから、邪悪を究めようと言う人が、そんなこと気にして、どーするんですかって。(^^)人類全体が消滅したって、宇宙全体から見れば、どーでもいいことなんでしょうから、そんな長文を一掲示板に書き込むことぐらいで、気をつかうなんて全くナンセンスデス。(^^) (98.1.17 タマランチ皇帝より、裁判長に) (件の掲示板に、「邪悪論」のごくごく一部を載せた後)予想されてはいましたが、レスがいまいちデスねえ。まあ、意地悪な話ではあるんだけど。医者の世界っても、上司の意見に逆らうことなんてな、絶対に許されないことだからね。自分の意見なんて、普通は抹殺されるもんデスよ。薬害エイズがいい例でしょ。 その点、俺なんざ、最初っから上司に、「あ、こいつは俺の言うことを聞くことは絶対ないな」と思われてるから、超楽。自分の思想が持てる。これも、れっきとした「悪」でしょ。全体の規律を乱すから。 で、「邪悪論」の続きデス。 >何か、得体のしれない力がはたらいている。 まあ、そうなんでしょうね。いわゆる、「神」ってやつね。でも、光あるところには必ず陰がある。いい方向にだけ働くとは思えないでしょう。悪いことが起こった場合、キリスト教では「神の試練」と言い、ゾロアスターなんかの二神教だと「悪神のしわざ」といいますね。私の言う「邪悪」っていうのは、この悪神のほう。神ったって、構成比は偶然1%、人間99%だと思いますよ。自分の悪いところを見ないで、悪神やサタンのせいばっかりにされてもねえ。 ちょっと話がそれましたか。で、いい方向に働くか、っていうのは、結局のところ、ギャンブルでしょう。私は投資としての賭け事は嫌いデス。ギャンブルやるくらいだったら、100%でなくてもいいから、99%くらいでもいいから、割と確実に金の入る方法として、バイトして金をかせいだ方がいい。完全に遊びとしてやるんだったらいいけど。 だから、未来に賭けるってのは、もう、競馬やってるおっさんたちの「次のレースは絶対に1-5が来る」ってのと同じだと思うんですよ。絶対に来るって思ってるから、帰りの電車賃まで使ってしまう。下手すると、全財産を失う。そうならないためにはどうするか、っていうと、ちゃんと「不幸な結果」に陥った時の心構えっていうか、計画を、常に持ってないといけないと思うんデスよね。人類は、いずれ死に絶えるかもしれない(多分確実だと思うけど)。その時のために、何をするか。これは、あくまでも私の意見デスが、他の、新しく主導権を握った種族に笑われる痕跡は残したくない。「なんて野蛮で愚かな種族だったんだろう」と、思われたくはない。まあ、それは、死んでしまえば関係ないだろう、という人もいるだろうけど、今、ここに生きてる、この俺が、そう思ってるんだから。俺が嫌だというんだから。嫌なものは嫌なんだ。これは個体でも同じだよね。 >悪についての研究者たち まあ、一番有名なのはニーチェでしょう。あとでヒトラーにいいように解釈されてひどい目にあいましたけど。あとバタイユを代表に、シュールリアリズム系の人。日本では澁澤龍彦、三島由起夫。でも、なんか、この人たち、格好つけすぎだと思う。前にも言ったけど、「偽・悪・醜」だから、三島のいう、「悪の美」ってのは、俺は認めない。悪いものは醜いの。あと、「真に悪いもの」ってのも、くそプラトンの「真・善・美(オエー)」の一つに入ってるから、言葉としてよくない。だから、俺は「純粋な邪悪」と言ってるでしょ。この人たちは、まあ、参考にはなるけどね。 あ、でもバタイユだけは、本当に悪を追求してたんだと思う。ただし「相対悪」ね。自分が思う、「悪」を実践して、自分で気持ち悪くなってる。悪を追求するんだったら、やっぱり具合悪くなんなくちゃ。だから、悪の道も、なかなか大変なんデスよ。気をぬくと、あっというまに「いいひと」になってしまう。「いいひと」ってのは、楽なんデスよ。自然の摂理にそって生きてるんだから。 >なぜ、わざわざ邪悪の道に? もともと俺が邪悪だから。あ、勘違いしないでほしいのは、自分を卑下してるわけじゃないからね。俺は、自分が(少なくとも他人よりは)邪悪だ、ということを誇りに思っている。協調性全くないしね。まあ、最近になって、俺も全知全能をめざして、クラシックやって協調性をつけようしてるけど。でも、あくまで、俺のため。悪の道のため。 なんでそう思うのかって? 自分でそう思うから。人に言われたわけじゃないけど。うーん、やっぱりこれはちょっと言葉では説明できないな。「邪悪だと思うから邪悪」じゃだめかな。ほら、よく、電波系(こーゆー言葉をはやらすなよな、絶対みんな間違って使うんだから。類・サイコパス、アダルトチルドレン)の人が言ってる「私は神だ」ってのあるでしょ。あれと同じ。ていうか逆。 ここでいきなり「電波」の話になるけど、別に「電波」はいいのよ。妄想あったって、普通の暮らししてる人はいっぱいいるんだから。あいにく俺はないけど。一回くらい体験したいんだけど、LSDはつかまるからね。「電波」や妄想にこだわって、生活に支障きたすようになると、俺のところに来るようになるのよ(by村崎百郎)。 それはまあいいや。とにかく、俺は、邪悪の方向をめざすことに決定。でも、実際何をやっていいのかは、今のところ全然わかんないんだよね。とりあえず、世の中の「良い」と思われてること、片っ端から疑問に思おう。 (98.1.18 裁判長より、タマランチ皇帝に) > その点、俺なんざ、最初っから上司に、「あ、こいつは俺の言うことを聞くことは絶対ないな」と思われてるから、超楽。自分の思想が持てる。これも、れっきとした「悪」でしょ。全体の規律を乱すから。 いえいえ、それこそ僕らから見たら善なわけで、、。(^^)僕らが本当に目指すものって、もしかしたら悪でも偽善でもなく、本当の善、つまり真善なのかも、、。(う〜、気持ちわるい) > これは、あくまでも私の意見デスが、他の、新しく主導権を握った種族に笑われる痕跡は残したくない。「なんて野蛮で愚かな種族だったんだろう」と、思われたくはない。まあ、それは、死んでしまえば関係ないだろう、という人もいるだろうけど、今、ここに生きてる、この俺が、そう思ってるんだから。俺が嫌だというんだから。嫌なものは嫌なんだ。これは個体でも同じだよね。 エロ本、残して、死にたくないすよね〜。エロビデオを借りて帰る途中に、交通事故死ってのが、最高にハズカシイ。(^^) でも、邪悪を極めるようと思っている人が感じていることとは思えない。(^^)
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