私は、ドラッグ・クイーン*より強大なる薬物耐性を持つドラッグ・ソムリエ*、DRUG EMPRESS。以下にのべる事の多くは、実際に私が体験した事であるが、何せ並の人間の数倍の薬物耐性を持つ私の体験であるから、くどいようであるが、これを真似していかなる事故がおきようとも、当局では一切関知しない。これを実践しようとする者は、それを覚悟の上でやること。ちなみに、このページでは、所持・服用について法に触れる薬剤は一切紹介しない。 |
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咳止め。ラリ界ではもう超有名な薬剤である。あまりにも有名になりすぎて、ラリのモトであるエフェドリンは現在は配合されていない。ただしブロン以外の咳止めにはちゃんと配合されている。エフェドリンがなくともリン酸コデインがはいってるのでブロンでも利き目はある。 私が試した量は、瓶入りを2本一気のみ。立っていられない程クラクラするのだが、寝ようとしても目がパッチリ開いて寝られない。あ、言っておくが、私はラリ目的で服用したわけではなく、咳が止まらなかったんで服用しただけ。常用量だとさっぱり効かないんで、1本飲んだけどそれでも全然効かなかった。で、2本一気のみ。さすがに咳は止まった。でも、後で知ったんだけど、その時私、結核だったんだよな。咳どめ程度で効くわけないよな。多量もしくは数年にわたる服用では脳に障害が出ることがある。出たかな。 |
ブロムワレリル尿素 |
薬局で売っている時は商品名なのだが、よく自殺目的で多量服用するバカモノがいるのでここでは一般名にさせてもらう。ひと昔前の睡眠剤。私は常用量しか飲んだことがないが、尿素ってくらいで、飲んだあと、口がなんか尿くさいような気がする。自殺目的でよく病院に運びこまれてくる人はたいていこれ。ひと箱10錠くらいを一気に飲んでくるのだが、実はこれ、100錠のんで体に全部吸収されても死にません。死ぬ程苦しいけど。 |
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頭痛薬。私はよく二日酔いの時に飲んでいる。受験の時、眠気ざましに飲んだ時があったが、全く効果なし。大量に服用しても胃が痛くなって吐くだけ。これは常用量が一番気持ちいいでしよう。でも毎日飲むとバカになる。 |
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わだしば、いば、はだがつばっでいばす。本当に私は子供ん時からひどい鼻炎に悩まされていたのだが、最近はいい薬ができて本当に助かる。でも本当にひどい時は常用量の4倍くらい飲んだ時があった。今は年もとってしまったのでせいぜい3倍くらい。ここで注意したいのは、多量に飲む時には、作用時間の短いやつを選ぶこと。前、1錠で12時間効く××××鼻炎カブセルを6錠飲んで、マジで救急車呼ぼうと思ったことがあった。普通心拍数は70くらいなのだが自分で計ったら170くらいになってた。あと真夏で気温が38度くらいあったのだが汗がまったく出てこない。ヤバイと思ってトイレで吐くのだが、飲んだのはもう1時間も前でとっくに吸収されてる。とにかく水分、血の中の薬をうすめなきゃ、と思ってエビアンの1.5リットルを無理矢理2本胃に流し込む。心拍数は服用後10時間くらいたって、やっとおちついてきたので、これで助かった、と思った。これも一応エフェドリンが入っているのだが、ラリるどころの騒ぎではない。でも私はこの薬がないと何もできない。 |
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薬屋の友人に聞いたが、あれはほとんど気のもちようだ、ということ。5000円とか、やたら高いやつは、原材料費が高いのだそう。飲むと何か効いた気がするのは、アルコールとカフェインの効果だそう。だからこれを多量に飲むくらいだったら、アイリッシュ・コーヒーを飲んだ方がいいでしょう。 |
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出た。睡眠薬の王様。ちなみに私は患者にこれを処方したことは一度もない。まず0.25ミリ錠を1錠服用。クソも効かねえ。こんなのを一錠一万円で買うバカがいるとはねえ。前、新宿で「兄ちゃん、ハルシオンあるよー」と声をかけられたが、「ハルシオンってこれのことかい」って2シートくらい見せたら何かビビッてた。(持ってたのは自分で服用するためで、決して違法に売る為ではないので公安のみなさんよろしく)あ、言っておくけど、飲み物に睡眠薬入れて女の子をムリに…ってのは、よっぽど多量に入れないと無理ですよ。これから挙げる薬も全部。「私は絶対に眠らないぞ」って意思があったら、結構人間って耐えられるもんだ。まあ多量に入れたら味が変わって一発でバレるだろーけど。ついでに、何かの推理モノで「睡眠薬は水にはとけないんだ」というのがあった記憶があるのですが、水にとけなかったら体に吸収されません。0.25×4錠で確実に前の日の記憶がブッ飛びます(個人差あり)。でも記憶がなくなるだけで、その間はべつに普通だ、という話なんだけどね(覚えてないから経験にならない)。 |
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サイレースともいう。ロヒプノールはハルシオンと同じアップジョン社製で錠剤にup johnと書かれているため(ココ間違い!ロヒプノールは日本ロシュだ!up johnと書かれていて、ハルシオンと間違えやすいのはソラナックス! ロヒプノールにはROCHEと書かれています。だから、この項はロヒプノールを「ソラナックス」、サイレースを「コンスタン」と読み変えてちょんまげ。ソラナックスは眠剤でなくて抗不安剤です。お詫びして訂正。指摘者には謝辞)、ハルシオンと思い込んで服用している人も多いらしい。だからかどうか知らんが、最近病院ではサイレース(エーザイ)になっていることが多い。4ミリまで試したことがあるが、薬で寝たのか自然に寝たのかわからん。がまんして起きててもいいことはない。単なる夜更かしだ。 |
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私のお気に入りの一つ。もう2日に一度はのんでる。服用後30分くらいすると、口の中がにが〜くなってくる。続いてクラクラしていい気持ち(個人差あり)になってきて、そのままあったかいフトンで極楽に眠れる。夢見もいいから、私はナイトメアを訴える患者にも処方してます。効くみたい。この際、間違って酒を飲んでしまったら、次の日の定時の出勤はあきらめましょう。でも、私はそういうことは3回しかありませんが。1錠10ミリで十分です。それ以上のんでもかえって気持ち悪くなる。世界で何よりも苦いの嫌い、という人はおすすめしません。 |
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私が体験した、史上最強の睡眠剤。これはウツ病、躁状態、分裂病、不眠症など、なんでも効くという魔法の薬。なんだが、これらのどれでもない(とりあえず今のところは大丈夫、と上司にもいわれたから大丈夫でしょう)私が試してみたところ(25ミリ錠)、服用後一時間くらいしてベッドで横になってても、眠たいのだが寝れない。その時、気温は適温だったのだが、まるで熱帯夜のようだった。かといって起きていると、まぶたが重くて目をあけてられない。でもベッドに入るとねれない。それをくりかえしているうちにいつの間にか寝てしまったのだが、朝起きた時の感じがまた異常。留年して一番最初に学校行く時のイヤーな感じに似ていた。何か、感覚の全てにカバーがかかっている感じ。精神ゴム人間。でも、これはウツとか分裂の精神過敏な状態には効くだろうな、とは思う。これは24時間続いた。これはあくまで私の体験で、「いやースッキリ眠れた」という人もいる。でも眠剤として使うならば、他のスッキリした薬と一緒に飲むのがいいでしょう。 |
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ジャズ関係者の間で、「タリラリランのリタリン」と言われている薬。ナルコレプシー(麻雀放浪記の阿佐田哲也が有名、いつでも眠くなる病気)の薬なのだが、ウツに使う医者もいるから注意。何が注意かというと、これははっきりいって覚醒剤。覚醒剤取締法には全く関係ないが、それは法律上のはなし。タマランチ特攻隊長のSheena氏が服用してみたところ、一錠で72時間眠れなかったそうだ。まあ長距離トラックの運転手とかにはいいのかも知れないが。とにかく、覚醒剤だから、依存性がハンパじゃない。一度この薬を処方されると、これ無しでは異常な不安感に襲われ、これを処方してくれるまで医師にまとわりつくのだ。私はそういう時にはどうするか。答えは簡単「他の医師に処方してもらってくれ」 でも、本当になんとかしてくれよ、厚生省。あ、でも、もともと覚醒剤を作ったのが戦時中の日本国家だからな。無理デスね。 |